2008.01.27 Sun
「償い」矢口敦子
という本を読みました。
あらすじとしては、元脳外科医のホームレスが殺人事件の真相を嗅ぎ回る話です。
物語のテーマは
「人の肉体を殺したら罰せられるけど、人の心を殺しても罰せられないとしたら、あんまりにも不公平だ」
「他者の心を傷つけた者は、どうやって裁かれるべきなのか」 といったところです。
あらすじとしては、元脳外科医のホームレスが殺人事件の真相を嗅ぎ回る話です。
物語のテーマは
「人の肉体を殺したら罰せられるけど、人の心を殺しても罰せられないとしたら、あんまりにも不公平だ」
「他者の心を傷つけた者は、どうやって裁かれるべきなのか」 といったところです。
なんだかこう書くと小難しそうですが、このテーマはすごく興味深いテーマだと思います。
そんなお話を読みやすく、先が気になる展開で引っ張ってくれるので、スイスイ読めちゃってだいたい5時間くらいで読破してしまいました。
テーマの答えとしては個人的にう~ん?な部分もありますが、全体のストーリーは文句なしの面白さでした。
主人公のホームレス日高は、偶然流れ着いた街で過去に自分が命を救った少年(人間を悲観する秀才美少年に成長していました)と出会うのですが、その少年がもしかしたら犯人なんじゃ…?
という疑念を抱きつつも信じたくないみたいな心境で、少年と水面下の探りあいをしつつも心を通わせていくあたりもなんだか楽しいです。
そして、このお話は推理モノとしても先が読めないと言うか、犯人を特定するのが難しい感じで読み応えがあります。
犯人が分かってみれば、あぁそうだよな~。こんなに今まで犯人を臭わす描写があったじゃん!みたいな納得感があります。
初めて読む作家さんだったのですが、すごく面白かったので、今後や以前の作品なども気になるところです。
そんなお話を読みやすく、先が気になる展開で引っ張ってくれるので、スイスイ読めちゃってだいたい5時間くらいで読破してしまいました。
テーマの答えとしては個人的にう~ん?な部分もありますが、全体のストーリーは文句なしの面白さでした。
主人公のホームレス日高は、偶然流れ着いた街で過去に自分が命を救った少年(人間を悲観する秀才美少年に成長していました)と出会うのですが、その少年がもしかしたら犯人なんじゃ…?
という疑念を抱きつつも信じたくないみたいな心境で、少年と水面下の探りあいをしつつも心を通わせていくあたりもなんだか楽しいです。
そして、このお話は推理モノとしても先が読めないと言うか、犯人を特定するのが難しい感じで読み応えがあります。
犯人が分かってみれば、あぁそうだよな~。こんなに今まで犯人を臭わす描写があったじゃん!みたいな納得感があります。
初めて読む作家さんだったのですが、すごく面白かったので、今後や以前の作品なども気になるところです。
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