女の子が男装って言うと、最近では「
花ざかりの君たちへ」を髣髴とするかもしれませんが、私はサンデーで連載されてた「
LOVe」っていうテニス
漫画の方を思い浮かべます。
こっちも女の子が男装して名門男子校のテニス部に入る話です。
なので初めはこの「ノノノノ」もすでに知ってるネタの
漫画って感じで興味はなかったのですが、今日本屋で一巻を試し読みできたので見てみたら面白かったのと、「スキージャンプはオリンピックに女子競技がない」という事実があるからこそ、(理由はそれだけじゃありませんが)主人公が男装してまでオリンピックを目指さなくちゃいけない、という説得力があるので、「LOVe」の二番煎じではないお話として受け入れることができました。
あと、一巻のあとがきに『エルフェンリートに続いて、二回目の連載作です。』って書いてあるの見て、「エルフェンリートの作者だったのか!!!」と興味をそそられとりあえず全巻購入してしまいました。
エルフェンリートはアニメで見ただけですが、萌え
漫画と見せかけたシリアスバトル
漫画?というかなんとも形容しがたいのですが、突然変異体の少女が研究所の追っ手を振り切って幸せを掴もうとする話…?でいいのかな…。
人間ドラマと容赦なしの戦闘でひきつけられるお話でした。
このお話のアニメは結構スプラッタ的な描写もあって大人向けな感じだったのですが、「ノノノノ」は普通にスポーツ
漫画で爽やかっぽいので、前作と全然雰囲気違うなぁ~。今度はどんなお話なんだろう!と気になったのです。
「ノノノノ」のジャンルはスポーツ
漫画ですが、スポーツ漫画ではメインと思われる練習とか、試合とかの描写より、人間ドラマがメインな感じのお話だなあと感じました。(スキージャンプは競技時間としてはほとんど一瞬ですしね)
作者さんは男性らしいのですが、なんだかすごく女性的な話作りをするなぁと思いました。
私の中の男性的な話作り
・初めから終わりまで、物語の構成がきっちりしている。
・「JOJO」に代表される能力バトル漫画や、「カイジ」に代表されるギャンプル漫画のように作者が頭やアイディアを限りなく使っている。
私の中の女性的な話作り
・恋愛漫画のようにキャラクターの間の人間関係と感情の変遷を描き続ける。
「ノノノノ」は物語構成もしっかりしていて、すごく続きが気になる漫画ですが、いい意味で女性的な話作りと感じます。大胆なようで繊細と言うかなんと言うか…。
とりあえず、続きも楽しみです。
6巻は5月19日らしいので、その日を励みに頑張りたいと思います。