私は以前に
ハムスター速報というブログのまとめ記事で読んだのですが、面白かったです。
私も多少は異なりますが同じ分野で働いてるので親近感が湧きます。
まぁ残業とかは全然しないし普通の会社ですが。というより一日当たりに8時間も使ってやるだけの仕事がなくて困ってます。周りの人は忙しそうなんですけどね…。なんでだろ。
社会人経験皆無の1(いち=マ男)さんがとんでもない環境の中で限界突破で頑張る姿、一人の偉大な先輩に導かれ、クセのある同僚達と人間関係を築きながら成長していく過程が
面白いですし、周りの登場人物もいいキャラしてて魅力的です。
恋空とかドラマ化するんだったらこっちをやった方がいいと思いますよ…。
同僚の中に福山雅治似と妻夫木聡似と評される方がいますので、この二人の役をそのままキャスティングできれば
F1層も釣れるんじゃないですかね。
物語を通して自分も社会人として少しでも成長できたような気持ちになれますし、IT業界という近年できた新しい業種の底辺の現実を見れるというのも、会社というものを知らない、そろそろ将来をまじめに考えないといけない世代の人たちには参考になると思います。
ドラマに出てくる会社っていうとたいていなんか綺麗でおしゃれなオフィスとか大企業とかが舞台ですが、不景気な現代の底辺の現実を若者に見せれば不真面目な人も頑張って勉強してまともな企業に就職できるように頑張ろう…と思ったりするんじゃないでしょうか。
本の方はどんな風にまとめられてるんでしょうか。ちょっと気なります。
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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない まとめ -
漫画版以下なんか話がそれちゃった私の嫌いな話の典型
ドラマや漫画は夢を売ってますので綺麗で主人公に都合のいいものが多いのは当然ですが、私が一番嫌な話の典型は「ひょんなことから大抜擢」「未経験だけど既成概念をぶち壊して大注目」みたいな話です。
道歩いてたらスカウトみたいな「ひょんなことから」話は大嫌いです。
努力なしに成り上がる話を読んで(いつか私も誰かに隠れた才能を発掘され、認められる日が来る!)みたいな勘違い妄想を抱く人が出たらたまったもんじゃないからです。
努力なしに認められることはありえないし、実際は努力したって認められるものでもありません。努力が認められるのは学生のうちだけです。
売り上げを上げなきゃ死活問題の営利組織の中で結果も出さずに誰かが認めてくれることなんてありえません。
あと何かしらの分野に未経験者が入り込んで初めは苦労するが、既成概念をぶち壊す言動と前向きさで認められる系の話も嫌いです。
なんか上のように書くといい話っぽいですが、たいていのドラマでのこの展開は、初めの主人公のステータスが低すぎるのをいいことにちょっとしたことで「大成長!!」みたいな持ち上げ方をするから嫌いです。
例えるなら200メートル走の全国大会を舞台にした話だとしたら、主人公がスタートラインに立っただけですごいと言って大騒ぎしてる印象です。
他の人はもう走り出してるのに。
私だったらその全国レベルのスプリンターのレース模様やこれまでの練習を見たいんですよ。
それなのに遅れてスタートしてきて自転車でおいかけて来るような土俵違いの主人公なんか見てもちっとも面白くないんですよ。
型に嵌らない私ってカッコいいだか素敵みたいな勘違いは止めて欲しいです。
個性っていうのは皆と同じ型に嵌っても光るものが個性なんですよ。
校則破って喜んでる中高生みたいで嫌いです。
そしてたいていがこの全国レベルのスプリンター役が主人公を見下していじめる根性悪に描かれるのも嫌です。周りを落とさないと自分(主人公)をよく見せられない話は嫌いです。